学校長挨拶

25年前の夏、私も皆さんと同じ一人で日本に参りました。知り合いもなく、言葉もわからず、日本語学校の教室の隅っこで泣いているばかりの毎日でした。言葉は分かりませんから、当然テストもできないはずでした。　 　　　　

　でも、一人の先生はいつも私のテスト紙の下の方に「頑張ったね！」「頑張ってね！」と笑顔を書いてくれていました。　毎回毎回、先生が書いてくれた笑顔はうれしくて、うれしくて、いつかこの小さい笑顔が自分の心の支えになりました。「自分のことを応援してくれる人がいるんだ！！」、「一人じゃないんだ！！」と自分に聞かせました。２５年経って、今度自分はこの先生の立場になって、みなさんを支える側になりました。

　一人でも多く一生懸命夢を追い続けるあなたに「頑張ったね！」「頑張ってね！」と、日本語を通じて、この笑顔を届くように頑張ります。大きな学校ではありませんが、私達は小さいNo.1を目指して、みなさん一人ひとりの個性を尊重し、一人ひとりが自分に自信を持ち、能力を活かして輝いてほしいです。皆さんのこれからの素晴らしい活躍をスタッフ一同、心から期待しております。